バリューコマース、ＥＭＣのパートナー・サポート・システムを構築
バリューコマース株式会社
日本のB to Bビジネス・ソリューションのリーディング・カンパニーであるバリューコマース株式会社（本社：東京都文京区、代表取締役社長：ブライアン・ネルソン、以下バリューコマース）は、本日、情報ストレージおよび情報管理の世界的リーダーであるEMCコーポレーション（本社：マサチューセッツ州ホプキントン、社長 兼 最高経営責任者(CEO)：ジョー・トゥッチ、以下EMC）の、オンライン・パートナー・サポート・システムを構築したことを発表いたします。同システムは、EMCのアジア太平洋地域および日本を対象に導入されます。
パートナー・サポート・システムの構築は、ＥＭＣの販売パートナー支援強化の一環として行われました。パートナー・サポート・システムには、管理情報のルーティングや報告が行える高度なインタフェースが備わっており、アジアの各言語と英語がサポートされます。EMCの販売パートナーは、このシステムにより、セールス支援の要請、案件やサービスの登録、プリセールスQ&Aの参照、EMCとのコミュニケーションといった作業を、アジア太平洋地域および日本において一元化させることができます。これによりＥＭＣは、販売パートナーの様々な要件に対してこれまで以上に緊密で迅速な対応ができるようになります。
バリューコマースは、EMCのCLARiXプラットフォームとバックアップ/リカバリ用のLEGATO NetWorkerを活用して、パートナー・サポート・システムの設計を行い、戦略、アーキテクチャ、テクノロジーを提供しました。パートナー・サポー ト・システムはEMCの既存の問い合わせ管理システム（Contact Management System）を統合するものであり、システムのサポートは東京、バンガロール、北京、ソウル、シンガポールにあるEMCパートナー・サポート・センターで行われます。同システムは、アジア太平洋地域および日本で今後順次公開されます。
バリューコマースでは、開発手法をカスタマイズして、優れたテクノロジー・アーキテクチャを実装しました。この開発手法には、RAD（Rapid Application Development）（※1）とExtreme Programming（XP）（※2）の双方の利点が活かされています。また、このシステムでは、データ指向型のモデリング・ソリューションが使用されているため、将来においてもモジュールの追加によって容易に拡張でき、EMCの継続的なローカライズや迅速な展開に要するニーズにも対応できます。
※1 Rapid Application Developmentというソフトウェア開発手法。プロトタイプと呼ばれるシステムの完成イメージを何度も制作、評価し、プロトタイプを次第に完成品に近づけてゆく手法。
※2 Extreme Programmingというソフトウェア開発手法。開発の初期段階の設計よりもコーディングとテストを重視しており、また、各工程を順序立てて順番に積み上げていくことよりも、常にフィードバックを行なって修正・再設計していくことを重視している手法。
最終的にはダイナミックで安定した適切なシステムとなり、EMCはこのシステムを使用して、パートナーに提供するサポート、コミュニケーション、サービスのレベルを最大化させることが可能となります。
EMCのAPJパートナー&アライアンス担当副社長、ゲーリー・ジャクソン氏は以下のように述べています。
「EMCは、バリューコマースの日本における実績を高く評価しています。Partner Support System（PSS）の構築は、EMCにとって最も重要な成長市場である、アジア太平洋全域及び日本におけるEMCのビジネス手法を変革する重要なステップとなります。このシステムは、EMCの販売パートナーに大きなメリットをもたらすものであり、EMCでは、こうしたパートナーの要件に対するサポート、対応、および管理の態勢を強化することができます。」
バリューコマースの最高経営責任者（CEO）であるブライアン・ネルソンは次のように述べています。「このプロジェクトでのEMCとの共同作業は、とても刺激的なものでした。今後もさらに成長を続けていく我が社にとって、この協業は我々の技術力を示す絶好の機会であったと思います。」
以上
参考資料
EMCコーポレーションについて
EMCコーポレーションは、お客様の情報価値を最小のコストで最大に引き出す「情報ライフサイクル管理（ILM)」を実現するための情報マネジメント＆ストレージにおける世界のリーディング・カンパニーです。企業の情報戦略に不可欠な情報インフラストラクチャを支えるネットワーク・ストレージ・プラットフォーム、ストレージアプリケーション、統合管理ソフトウェアなどの製品、サービスを包括的に提供しています。
EMCの概要や製品、サービス、ソリューションに関する詳細は以下のwebサイトをご参照ください。
http://www.emc2.co.jp/