トップメッセージ


未来を見据えた変革の時、
バリューコマースは次のステージへ
代表取締役社長
最高経営責任者
香川 仁(かがわ じん)
未来への挑戦と成長への決意
2024年度は、外部環境が急速に変化する中で、当社にとって新たな成長の礎を築く投資期間となりました。リテールメディア、ソーシャルコマース、トラベルテックといった新たな領域に積極的な投資を行い、次のフェーズが見え始めています。
ECソリューションズ事業では、当社が関与する流通規模の拡大を目指し、リテールメディア領域における新たなサービスをリリース。マーケティングソリューションズ事業では、『アフィリエイト』の成長を継続させながら、プロフィール作成サービス『VLINK(ブイリンク)』の自社開発や、SNS特化型モニターキャンペーン&口コミ生成サービスの『monicam(モニキャン)』およびインフルエンサーマッチングサービス『Castbook(キャストブック)』を事業譲受することで、ソーシャルコマース領域のサービスを大幅に拡充しました。さらに、2025年3月には、サブスク型インフルエンサーマッチングサービス『BUZMA(バズマ)』を提供する企業が当社グループに加わり、事業成長を加速化します。
また、トラベルテック事業では、株式会社UPBONDとの提携を通じてWeb3/NFT領域の最先端技術を活用し、宿泊管理システムの構築開発に取り組むなど、事業の多角化を推進しています。
逆境こそが、成長のカギになる
一方で、当社の主要取引先であるLINEヤフー株式会社の経営戦略の変更に伴い、クリック課金型広告『StoreMatch(ストアマッチ)』およびCRMツール『STORE’s R∞(ストアーズ・アールエイト)』の取引契約が2025年7月31日をもって終了することとなりました。
この発表を受け、当社の業績への影響を懸念する声をいただいておりますが、私たちはこの状況を「逆境」ではなく「新たな好機」と捉えています。両サービスの運営を通じて培った経験とノウハウ、そして関わってきた社内リソースを活かし、新たなフィールドでより多くのお客様に向けたサービスを展開する準備を進めています。
当社は、これまでも持ち前のベンチャースピリットを存分に発揮し、新規事業を生み出しながら成長してきました。月並みな言い方ではありますが、「逆境こそチャンス」であり、これから好転していくことしか考えておりません。
環境に左右されない、バリューコマースらしい品質で勝負
2025年4月には、子会社であるダイナテック株式会社を吸収合併し、一体となってトラベルテック事業を推進。また、新たな領域を開拓するためのM&Aなど、今後の当社を左右する大きな決断を重ねております。加えて、組織体制の変化に伴う社内リソースの最適化、AIやWeb3といった先端技術の活用など多岐にわたる取り組みを進めておりますが、これら全てはサービスの品質向上を目的としています。
あらゆるステークホルダーの皆様に高品質なサービスを提供し続けるために、品質こそが当社の最も重要な強みであると考えています。
ビジネスは常に外部環境の影響を受け、変化し続けるものです。その変化に柔軟かつスピード感を持って対応し、存在感を示し続ける企業となるよう、たゆまぬ努力を続けてまいります。皆様からのより一層のご支援、ご指導を賜りますようお願い申し上げます。